A new research paper on urban rail passenger demand forecasting in Tokyo

2017年6月 5日

2016年4月に策定された国土交通省交通政策審議会答申「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」で用いられている東京都市圏鉄道需要予測モデルに関する研究論文が国際誌 "Transportation Research Record" に掲載決定しました(Conference Paperはこちらで閲覧できます).芝浦工業大学岩倉先生,東京大学加藤先生,運輸総合研究所伊東様,株式会社社会システムの皆様と数年に渡って議論と分析を繰返してきた内容であり,我が国の都市鉄道需要予測手法の State-of-Practice を海外に発信することができました.関係各位に深くお礼申し上げます.

Latest Urban Rail Demand Forecast Model System in the Tokyo Metropolitan Area

By Hironori Kato, Daisuke Fukuda, Yoshihisa Yamashita, Seiji Iwakura and Tetsuo Yai

This paper reports on an urban rail travel demand forecast model system, which technically supported the formulation of the Tokyo Urban Rail Development Master-plan 2016. The model system was included in the forthcoming 15-year urban rail investment strategy for Tokyo. The model system was utilized to quantitatively assess urban rail projects including 24 new rail development projects, which had been proposed in response to expected changes in socio-demographic patterns, land-use market, and the government's latest transportation policy goals. The system covers the entire urban rail network within the Tokyo Metropolitan Area (TMA) of approximately 50-km radius with a population of over 34 million. The system must handle over 80 million trips per day. Three demand models are used to predict daily rail passenger link flows: the urban rail demand model, the airport rail access demand model, and the high-speed-rail rail access demand model. These practical models have unique characteristics such as incorporating differences in behavior between aged and non-aged travelers, reflecting expected influences of urban redevelopment on trip generation and distribution, highlighting urban rail access to airports or high-speed-rail stations, examining impacts of in-vehicle crowding on rail route choice, and deploying urban rail-station access/egress mode choice models for rail route choice. It is concluded that the model system would be well calibrated with observed data for reproducing travel patterns, identifying potential problems, assessing proposed projects, presenting results with high accuracy, and assisting decision-making of urban rail planners.

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A new research paper on traffic information provision

2017年6月 5日

下記の論文が国際誌 "Newroks and Spatial Economics" に掲載されました(豊田中央研究所の岩瀬氏・田所氏との共同研究です).観光交通等の非日常的の移動目的が卓越している行楽地への道路において,ドライバーにどのような情報提供を行えばネットワーク全体の効率性が向上するのかを,ゲーム理論の "Belief Design Approach" と呼ばれる理論をもとに解析したものです(プレプリント版はこちらより,正式版はこちらよりご覧いただけます).

Self-Fulfilling Signal of an Endogenous State in Network Congestion Games

By Tatsuya Iwase, Yukihiro Tadokoro, Daisuke Fukuda

We consider the problem of coordination via signaling in network congestion games to improve social welfare deteriorated by incomplete information about traffic flow. Traditional studies on signaling, which focus on exogenous factors of congestion and ignore congestion externalities, fail to discuss the oscillations of traffic flow. To address this gap, we formulate a problem of designing a coordination signal on endogenous information about traffic flow and introduce a it self-fulfilling characteristic of a signal that guarantees an outcome flow consistent with the signal itself without causing the unwanted oscillation. An instance of the self-fulfilling signal is shown in the case of a Gaussian signal distribution. In addition, we show simple numerical examples. The results reveal how a self-fulfilling signal suppresses the oscillation and simultaneously improves social welfare through improved network efficiency.

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室蘭工大・琉球大との合同研究会(登別温泉・2017年3月)

2017年3月 2日

データ駆動型交通研究のプロジェクトの関連で,室蘭工業大学有村・浅田研究室,琉球大学神谷研究室と合同で研究会を開催致しました(写真はこちら).福田研からは,福田,中西,金子,今岡,鈴木が参加しました.発表プログラムは以下のとおりです.

  1. RBFネットワークを用いた時間帯別入込人口推計のダウンスケーリング手法の開発(室蘭工業大学 大学院工学研究科 環境創生工学系専攻 修士課程1年 生越拓実)
  2. 商用車プローブデータを用いた所要時間信頼性の評価:札幌都心アクセス道路を事例として(室蘭工業大学 大学院工学研究科 環境創生工学系専攻 修士課程1年 金子辰也)
  3. 周遊観光行動の調査方法に関する基礎的考察(琉球大学 工学部 環境建設工学科 学部4年 田中謙大)
  4. 複数データの融合による都市間旅客流動の把握に関する研究(東京工業大学 工学部 土木・環境工学科 学部4年 鈴木新)
  5. Recursive Logitモデルの適用可能性について(東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 修士課程1年 金子法子)

ご企画頂いた有村先生,浅田先生には大変お世話になりました.有難うございました.

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学会発表(Transportation Research Board・2017年1月)

2017年1月17日

第98回米国運輸交通学会年次大会(TRB Annual Meeting)に福田,壇辻,馬(元東工大研究員)が参加し,以下の5編の研究成果発表を行いました.

  • Kato, H., Fukuda, D., Yamashita, Y., Iwakura, S. and Yai, T.: "Latest urban rail demand forecast model system in the Tokyo Metropolitan Area."
  • Zheng, N., Dantsuji, T., Wang, P. and Geroliminis, N.: "A macroscopic approach for optimizing road space allocation of bus lanes in multimodal urban networks through simulation analysis."
  • Ma, J., Fukuda, D. and Ge. Q.: "Developing and testing adaptive vehicle navigation in the Field."
  • Ge. Q., Ma, J. and Fukuda, D.: "A dynamic network loading model using macroscopic traffic dynamics for multiple-reservoir system."
  • Seo, T., Wada, K. and Fukuda, D.: "A macroscopic and dynamic model of urban rail transit with delay and congestion".

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研究論文紹介(土木学会論文集)

2016年12月18日

土木学会論文集D3特集号 Vol.72,No.5(土木計画学研究・論文集Vol.33)が刊行され,卒業生の遠藤さんの修士論文をベースとした以下の論文が刊行されました.なお,この論文は,本年度の土木計画学研究委員会優秀論文賞を受賞いたしました.

(概要)本研究では,自然災害と国の経済成長の関係性に関する実証分析を行った.具体的には,自然災害統計EM-DATとマクロ経済データWDIの各国統計情報を統合した国別パネルデータを用いて,自然災害の生起又はその規模が各国の経済全体あるいは産業部門別の経済成長に及ぼす影響を把握するための計量経済モデルを構築した.システム一般化積率法を用いたパラメータ推定の結果,自然災害はGDPに対して統計的に有意ではないものの概ね弱い正の影響があること,産業部門によって自然災害がその成長にもたらす影響の方向が有意に異なることなどが確認された.また,既存の理論研究より示唆される自然災害の生産性効果と本研究の推定結果とが矛盾していないことも確認された.

同じく,中西助教と東京大学布施先生の論文も,本優秀論文賞を受賞されました.

2016IP-Autumn1.jpg授賞式の写真(プレゼンターは屋井先生)

2016IP-Autumn2.jpg中西先生も受賞

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学会発表(香港交通学会・2016年12月)

2016年12月13日

毎年参加している香港交通学会HKSTS (Hongkong Society for Transportation Studies)に,福田,中西,葛,壇辻,水口,金子が出席し,下記の発表を行いました.コメントを頂いた研究者の皆様,ありがとうございました.

  • Route Choice Analysis with Recursive Logit Model and Large-Scale Probe Vhihicle Data in the Tokyo Metropolitan Area [Noriko KANEKO and Daisuke FUKUDA]
  • A Community Detection Method for Identifying Neighborhoods of Macroscopic Fundamental Diagram [Qian GE, Pengfei WANG and Daisuke FUKUDA]
  • Evaluation of Impact of Olympic Lanes on Urban-Scale Traffic Network in Central Tokyo Based on Macroscopic Fundamental Diagram Approach [Takao DANTSUJI and Daisuke FUKUDA]
  • A Simplified Model of Urban Railway System for Dynamic Traffic Assignment [Toru SEO, Kentaro WADA and Daisuke FUKUDA]
  • Estimating Area-Wide Travel Time Variability Using Probe Data [Masanori MIZUGUCHI, Takahiko KUSAKABE, Daisuke FUKUDA and Yasuo ASAKURA]

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タイでパラトランジット利用者の交通行動調査を実施しました

2016年11月27日

タイのクラビ県において,Wi-Fiパケットセンサーを用いた交通行動調査を行いました(福田,小林,都留,篠原).Wi-Fiセンサーをパラトランジットに搭載して一緒に移動させ,乗降ベース利用者の動的ODを推定するものです.調査を共同で行った,チュラロンコーン大学のKasem Choocharukul 先生,Kasem研究室の皆さん,(株)地域未来研究所の菅さんには大変お世話になりました.ありがとうございました.

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学会発表(土木計画学研究発表会・2016年11月)

2016年11月 7日

11月4日-6日に長崎大学で開催された土木計画学研究発表会(秋大会)に参加しました.福田研究室としてこれまでの秋大会で最大数となる10編の研究成果発表を行いました.

  1. 国別・産業部門別マクロ経済データを用いた自然災害と経済成長の関連性に関する実証分析[福田大輔(東京工業大学大学院)・遠藤壮一郎]
  2. プローブデータを用いた立体化事業の時間信頼性向上便益試算[石田貴志((株)道路計画)・吉沢仁・野中康弘・毛利雄一・福田大輔]
  3. 駅周辺の新規大規模施設立地に伴う鉄道利用者の駅選択行動変化に関する基礎研究[長瀬健介(東京工業大学大学院)・福田大輔・中井検裕]
  4. 都市鉄道における列車遅延現象の確率的特性に関する基礎分析[菊池恵和(八千代エンジニヤリング(株))・福田大輔]
  5. リンクベース再帰的ロジットモデルの首都圏道路網における経路選択分析への適用[金子法子(東京工業大学大学院)・福田大輔]
  6. 都市鉄道の運賃共通化検討のための利用者行動分析[都留崇弘(東京工業大学)・福田大輔]
  7. 首都圏における物流施設の立地先・立地量の同時決定モデルの構築[篠原丈実(東京工業大学大学院)・福田大輔・岡英紀・兵藤哲朗]
  8. プローブデータを用いたエリアレベルでの旅行時間信頼性評価[水口正教(東京工業大学大学院)・日下部貴彦・福田大輔・朝倉康夫]
  9. Macroscopic Fundamental Diagramを用いた東京都心部におけるオリンピックレーン導入の広域的評価[壇辻貴生(東京工業大学大学院)・福田大輔]
  10. 2016年5月27日大韓航空機事故に伴う羽田空港滑走路閉鎖が航空利用者に与えた影響:土木計画学研究発表会関係者へのアンケート結果から[鈴木美緒(東京工業大学)・福田大輔・塚井誠人・堤盛人]

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ストックホルムで環境交通政策の調査ヒアリングを実施しました

2016年10月12日

鈴木美緒助教と共に,スウェーデン・ストックホルム市等を対象に調査を実施しました.ストックホルム市はEUのグリーンキャピタル制度の初代環境首都に選出された代表的な環境配慮都市で,2040年までに化石燃料使用量ゼロを目指すfossil fuel free cityという施策に取組中です.今回の調査では,自転車インフラの整備,サステイナブルな住宅地開発,エネルギーシフト等,現地で取り組もうとしている施策の詳細について,現地調査と関連者へのヒアリングを実施しました.ヒアリングにご協力頂いた皆様,ありがとうございました.

Stockholm1.jpg混雑課金の料金表示

Stockholm2.jpgLRT導入区間の計画イメージ

Stockholm3.jpgサステイナブルなまちづくりを行っているハンマルビーショースタッド地区

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Carolina Isaksson博士へのインタビュー(スウェーデン王立工科大学)

Stockholm5.jpgMattias Lundberg氏へのインタビュー(ストックホルム市庁)

Stockholm6.jpg調査期間中に丁度現地で大隅先生のノーベル賞受賞が分かりました

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New Member (中西特任助教)

2016年10月 1日

10月1日付けで,中西航特任助教が着任されました.観測とシミュレーションの統合,観測データに基づく人物挙動分析,時系列データ解析をご専門とされています.これからよろしくお願いします.

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New Member (新M1)

2016年9月30日

スペインからの留学生 Azarel Chamorro Obra 君が所属になりました.日本語ペラペラです.日本の長距離ライドシェア「のってこ」など,モビリティシェアリング・ライドソーシングに研究の関心を持っています.一緒に頑張りましょう.Azarel201609.jpg

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チュラロンコーン大学(タイ)訪問 & 小林さん留学

2016年9月14日

今月から3ヶ月間の予定で,M1の小林さんがタイ・バンコクのチュラロンコーン大学に交換留学しています.チュラロンコーン大学では,Kasem Choocharukul 先生(写真右端)の研究室に配属し,主に,タイにおけるWi-fiベース交通調査について共同研究を行います.(小林さん留学にあたり,福田もこの度,Kasem研究室を訪問する機会を頂戴しました.)

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New Member (山口研究員)

2016年9月 3日

2016年3月に東北大学で博士号を取られた山口裕通博士が,特別研究員として当研究室に所属されました.都市間交通とモバイルビッグデータの融合についてご研究されています.これからよろしくお願いいたします.

20160904Yamaguchi.jpgTSU Summer Seminar で博士論文の内容をご発表頂きました.

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沖縄観光流動調査を実施しました

2016年9月 1日

8月25日ー28日にかけ,朝倉研究室および琉球大学神谷研究室と合同で,美ら海水族館などがある沖縄本島本部半島一帯において観光客の流動調査を実施致しました.土木・環境工学科三年生二名(五百蔵さん,城間君)も参加しました.

沖縄では,観光地の間を旅行者がどのように周遊しているかを分析できる定量的データの整備が十分になされておらず,主要観光地を訪れた観光客に,周辺観光地を適切に回遊してもらうプランを作るためのバックデータが存在しないことから,プランの効果を適切に評価することが難しい状況にあります. 本調査では,沖縄本島本部半島エリアへの観光目的での来訪者を対象に,主要観光スポット等に設置された専用機器を通じて,観光客所有のスマートフォン等のモバイル機器に搭載されたWi-Fiからの送出情報を収集することにより,旅行者がエリア内でどのような回遊行動や施設滞在行動を行っているのかを明らかにする.併せて,観光客へのアンケート調査(ヒアリング調査)を主要観光スポットにて実施し,詳細情報も収集を行いました.

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調査実施にあたり,内閣府沖縄総合事務局,関連自治体,各施設管理者の皆様には大変お世話になりました.なお本調査は,国土交通省道路局 "道路政策の質の向上に資する技術研究開発" 特定課題「ETC2.0 プローブ情報等を活用した"データ駆動型"交通需要・空間マネジメントに関する研究開発」(2016年〜2018年) の一環として実施されたものです.

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A new book chapter on traffic simulation

2016年8月19日

スイス連邦工科大学 K.W. Axhausen教授,ベルリン工科大学 K. Nagel教授らが中心となって開発しているマルチエージェント交通シミュレーター "MATSim" の詳細解説本が出版されました.Open Access Bookとなっており,誰でも閲覧できます.

当研究室では,これまでにもMATSimを活用して,主に,旅行時間変動のもとでの最適経路誘導に関する研究を行ってきましたが,今回本書籍の1章分の執筆の機会を頂き,東京圏におけるシミュレーション分析の結果を紹介させて頂きました.卒業生のMaさん,山田さん,眞貝さんらの研究成果です.

  • Chapter 92: "Tokyo: Simulating Hyperpath-Based Vehicle Navigations and its Impact on Travel Time Reliability" (by Daisuke Fukuda, Jiangshan Ma, Kaoru Yamada and Norihito Shinkai).

執筆の機会を頂いたAxhausen教授に感謝の意を表します.

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A new research paper on OD estimation with mobile bigdata

2016年6月20日

モバイルビッグデータを用いたOD表推計・更新手法に関する研究論文が刊行されました.

"Updating origin-destination matrices with aggregated data of GPS traces"

By Qian Ge and Daisuke Fukuda

(Transportation Research Part C: Emerging Technologies, Volume 69, August 2016, Pages 291-312)

Abstract: The practice of estimating origin-destination (OD) demand usually requires large-scale travel surveys. To reduce the cost and time spent on surveys, individual trajectory data obtained from mobile devices has been used as an alternative dataset since the last two decades for OD estimation but also constrained in practice in some countries. To estimate OD matrices while protecting privacy, this study uses aggregated data of mobile phone traces to estimate work-related trips. The proposed approach is a sequential updater based on the maximum entropy principle. Trip production and attraction are firstly calculated by a non-linear programming problem followed by a matrix fitting problem to distribute trips to each OD pair. Numerical study shows that updated values are much closer to the synthesize real values than the referred ones. The case study in Tokyo further demonstrates that the proposed updating approach can track the change of travel pattern.

URL: http://dx.doi.org/10.1016/j.trc.2016.06.002

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博士論文発表会のご案内 (Doctoral Thesis Final Presentation)

2015年12月24日

当研究室博士課程3年Yu Xiao君の博士論文発表会を下記のとおり執り行います.
ご感心ある方でご出席頂ける方は,福田(fukuda[at]plan.cv.titech.ac.jp)までご連絡いただけますと幸いです. 

発表者:Yu Xiao
論文題目: Valuing Travel Time Reliability: Individual, System and Dynamic
Perspectives
主査:福田大輔准教授
副査(予定):朝倉康夫教授,屋井鉄雄教授,室町泰徳准教授,花岡伸也准教授,文世一教授(京都大学大学院経済学研究科)
日時:平成28年1月5日(火)  午前10時45分-12時15分
場所:東京工業大学 緑が丘5号館(創造プロジェクト館)1F大会議室


"Valuing Travel Time Reliability: Individual, System and Dynamic Perspectives"
Yu Xiao

(Abstract)
Traffic congestion is a widespread social problem and needs to be settled by sophisticated transport management and investment. The technological advances in monitoring traffic conditions allow the stochastic features of travel time to be better captured and managed, which leads to potentially large benefits to users of transport system. The guideline of cost-benefit analysis worldwide needs to be modified into one that accounts for the benefits of emerging reliability-improving schemes.

This dissertation is dedicated to the theoretical framework in including travel time variability (unreliability) into cost-benefit analysis, with a particular focus on the monetary value attached to unit improvement of travel time reliability. This thesis can be divided into two parts: (1) understanding traveler’s decision when facing variable travel time and (2) modeling transport system with variable supply.

The first part, including Chapter 3, is particularly concerned with estimation of the cost of travel time variability. It analyzes how systematic perception errors in travel time distribution might bias the estimates and undermine the theoretical equivalence between the structural model and reduced-form model. Empirical estimation on these bias is carried out using stated preference data.

The second part, including Chapter 4 and Chapter 5, is concerned with the system (social) cost when travelers are constantly searching for lower travel cost while the transport system are constantly facing random shocks. Taking travel time variability as given, Chapter 4 uses a stylized departure-time equilibrium approach to study how system cost of a traffic bottleneck varies with travel time variability when congestion profile depends on traveler’s collective behavior. It discusses how the conventional definition of value of travel time variability can be modified and fitted in the existing framework of cost-benefit analysis for transport investment to better capture the effects of endogenized congestion. On contrary, Chapter 5 challenges the assumption of stable equilibrium by arguing that the system might not have a stable equilibrium in some case and travel time variability is also a phenomena of traveler’s day-to-day behavior adjustment. It uses simulation to investigate how much travelers’ day-to-day departure time adjustment contributes to the travel time variability and the time-average travel cost in a long run.

In summary, the two parallel parts deal with the valuation of travel time variability from different angles, contributing new insights on using reliability as an indicator for transport user’s benefit. I hope it could shed some lights for both researches and practitioners on the route to providing more reliable transport services. 

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Three new papers on para-transit in Asian cities

2015年12月21日

Three papers on para-transit in Asian cities (We newly call it "LAMAT - Locally Adopted and Modified Advancecd Transport") have been published in Journal of EASTS: 

(1) By Tetsu BANDO and Daisuke FUKUDA and Achmad WICAKSONO and Lila Kurnia WARDANI,
Stated Preference Analysis for New Public Transport in a Medium-sized Asian City: A Case Study in Malang, Indonesia,
Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies, volume 11, pages 1451-1466, 2015.
doi={10.11175/easts.11.1451}
This study analyzes citizens' travel choice behavior in a medium-sized Southeast Asian city to observe their intention to use new public transport. We selected Malang in Indonesia as a case study. A travel behavior and intention survey including stated preference questions was conducted with university students. The results of the latent-class model of commute mode choices show that respondents could be divided into “cost and delay time” and “travel and access time” oriented classes. Respondents who were likely to convert to new public transport modes were male, had a higher income, and were interested in new public transport. The estimation results of the scheduling choices model confirm the significant difference in the sensitivity to recreation time between recreational activities.

(2) By Yasunori MUROMACHI, Iv LIM, Achmad WICAKSONO, Karl N. VERGEL, Kasem CHOOCHARUKUL, Van Hong TAN, Kiyohisa TERAI, Daisuke FUKUDA, Tetsuo YAI,
A Comparative Study on Road-based Urban Public Transport Policies in Six Asian Countries from the Viewpoint of Governance, Urban Planning, and Financial Aspects,
Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies, volume 11, pages 1433-1450, 2015.
doi={10.11175/easts.11.1433}
In this study, we conducted an international comparative study on road-based urban public transport policies in six Asian countries: Cambodia, Indonesia, Japan, Philippines, Thailand and Vietnam. We paid attention especially to governance, urban planning and financial aspects as important background factors for considering road-based urban public transport policies. We found that the assignment of the administration on road-based urban public transport was different in the six countries. Among three urban planning measures, zoning for Transit Oriented Development and land development permission were implemented in all six countries. However, coordination with public transport through these two mechanisms was not necessarily established. In relation to financial policy for public transport, the six countries share many common policies. The exception in terms of the subsidy to paratransit was Japan where paratransit mode serviced in the area with serious population decrease.

(3) By Achmad WICAKSONO, Iv LIM, Yasunori MUROMACHI, Karl N. VERGEL, Kasem CHOOCHARUKUL, Van Hong TAN, Kiyohisa TERAI, Daisuke FUKUDA, Tetsuo YAI,
Road-based Urban Public Transport and Paratransit in Six Asian Countries: Legal Conditions and Intermodal Issues,
Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies, volume 11, pages 227-242, 2015.
doi={10.11175/easts.11.227}
In this study, we present an international comparative study on urban public transport and paratransit in six Asian countries. The paper focuses on benchmarking legal aspects and intermodal issues among existing urban paratransit, aiming for a better future policy in fulfilling the need of urban population growth. Results indicate that many modes are actually has not yet been legalized in the six countries. From the typology of typical paratransit modes, it is found that there are still paratransit modes with fixed route that might respond to the travel demand enough for sustaining route service if the vehicle size is minimized. Finally, there are many cases where BRT and other public transport projects face the issue of restructuring of existing public transport network mostly with bus mode. Development of intermodal facilities is considered as one of the solutions for overcoming the issue. It is also noted that common ticketing system, or integration in terms of systems, should be regarded as an important measure for promoting the integration.

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学会発表(土木計画学研究発表会2015春大会)

2015年6月17日

2015年6月6日〜7日に九州大学伊都キャンパスで開催された第51回土木計画学研究発表会において,当研究室より下記の論文発表を行いました.開催校の九州大学の皆様,発表に対してコメントを頂いた皆様に深くお礼申し上げます.

  • 岩瀬・田所・福田:自己実現する説得によるハンチング現象の抑制
  • 土屋・福田・坂下・武藤:道路整備による空港アクセスの時間信頼性向上効果の分析
  • 伊藤・福田・馬:Hyperpathに基づく遅刻リスク回避型経路誘導システムの構築と検証
  • 眞貝・馬・福田:Hyperpathに基づく遅刻リスク回避型経路選択を考慮した交通ネットワークフロー分析
  • 菊池・福田:首都圏における鉄道利用者の出発時刻選択モデル:混雑の影響を考慮した路線別実証分析
  • 水口・福田:高速道路交通量変動の長期時系列分析

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研究室活動(-2015.5)

2015年5月26日

[2015年5月26日]

博士課程2年の葛君の中間発表が無事終了しました.タイトルは「Travel demand estimation with aggregated mobile phone data」です.

[2015年5月1日]

デンマーク工科大学に留学中のWangさんからも,近況報告が届きました.

[2015年4月28日]

今年創立50周年を迎える,東京工業大学土木・環境工学科の同窓会「丘友」の記念誌に,研究室紹介の記事を寄稿しました.

[2015年4月16日]

スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)に留学中の壇辻君から近況報告が届きました.

「まず、ヨーロッパの人たちと話をしていて思ったのは、海外での日本のイメージといえば「すし」、「めちゃくちゃ働く」、「マンガ」が多いような気がします。お寿司に関していえば、ローザンヌにもお寿司屋がいくつかあるのですが、あまり美味しくないみたいです。スーパーでもお魚コーナーが少ないので、おそらく魚があまり新鮮じゃないのだと思います。機会があれば、チャレンジしてみます。他には、存在を知らなくて今年は行けなかったのですが,"Japan Impact" という日本文化に関するお祭りが毎年EPFLで行われているみたいです。来年は行きたいと考えているのですが、時期によってはもう帰国しているかもしれません。

また、下の写真のスゴい形をした建物は、大学の図書館で、私も勉強する時にお世話になっているのですが、なんと妹島和世さんと西沢立衛さんという日本人建築家によって設計されたものです。建物内は傾斜ばかりで使い難さを感じる時もありますが、素敵なデザインです。

最後にちょっと真面目な話ですが、先日のドイツ航空機の事故の際に、最近悪いニュースばっかりだ!というような話をしていました。ちょうど3月10日だったので、明日で3.11の震災から4年だな、と言ったのですが、友人はピンと来てない様子で「あ~、そんな地震もあったかなぁ。」様な反応をされ、驚きました。でも、例えば日本人からみたスマトラ沖地震もそのような認識なのかなと思い、妙に納得したと共になんだか悲しくもありました。 まだまだたくさん発見できていない"日本"があるはずです。良い機会なのでヨーロッパにある"日本"や日本との違いなど、色々発見できればいいな、と思っています。」

壇辻貴生

[2015年3月]

  • 今春は,研究員1名,修士3名が福田研を卒業されました.お疲れ様でした.

[2015年2月]

  • M2の伊藤君,坂東君,眞貝君の修士論文発表が無事終了しました.
  • また,B4の水口君の卒論発表も無事終了しました.
  • 皆さん,ご苦労様でした.

[2014年11月]

  • 卒業生の柳沼秀樹先生(東京大学助教)が.米谷・佐佐木賞(学位論文部門)を受賞されました.この賞は,わが国における交通工学及び交通計画に関する若手研究あるいは業務に従事する50歳未満の研究者・技術者のうち,既に評価の高い研究成果を発表するとともに,2011年9月から2014年8月の間に取得した優れた学位論文に授与される賞です.受賞対象論文は,柳沼先生の博士論文「DEVELOPMENT OF A MODEL FOR FREQUENCY-BASED TRANSIT ROUTE ASSIGNMENT AND A MODEL OF PEDESTRIAN WALKING BEHAVIOR INSIDE STATIONS FOR MITIGATION OF URBAN RAIL CONGESTION(都市鉄道混雑緩和のための頻度ベース経路配分モデルならびに駅構内歩行者挙動モデルの開発)」です.おめでとうございます!

[2014年9月]

[2014年4月]

  • 新M1として王 (Wang) さん,壇辻君が,新B4として水口君が新たにメンバーに加わりました.新体制で一年間頑張りましょう.
  • 研究室の卒・修・博論のリストを最新版に更新しました.

[2014年3月]

  • 藤田君,遠藤君,謝 (Xie) 君が修士課程を修了しました.また,亀谷君,菊池君が学部を卒業しました.おめでとうございます.

[2013年10月]

  • 新B3として菊池君が新たにメンバーに加わりました.また,研究生の葛 (Ge) 君が博士課程に進学しました.

[2013年4月]

  • 新M1として眞貝君が,新B4として亀谷君が新たにメンバーに加わりました.これから頑張りましょう.

[2012年9月]

  • 今月前半は,福田は約二週間欧州を回っておりました(ローザンヌ->パリ->コペンハーゲン).こんなに長い出張は初めてです.ローザンヌではhEART(European Association for Research in Transportation) の第一回会合に参加.続けてパリで,EWGT (Euro Working Group on Transport)にて発表(Hongさん),コペンハーゲンでは,恩師の一人であるMogens Fosgerau先生(デンマーク工科大学)の教授就任基調講義を聴講してきました.
  • 修士2年のHong Zihanさんが修了しました.おめでとうございます.修了式を待たずして,Northwestern UniversityのTranspotation Research Centerに進学し,RA及び博士課程に在学しながら,博士号獲得を目指すこととなりました.新天地での活躍を期待しております.
  • 博士3年のMa Jiangshan君が修了しました.おめでとうございます.10月から,引き続き当研究室にて産学連携研究員として配属します.引き続き頑張りましょう.

[2012年8月]

  • 毎年恒例のTSUの合同夏ゼミが山梨県西湖湖畔にて開催されました.
  • 8月25-26日にかけて,秩父にて,山梨大学佐々木研究室との合同ゼミを開催致しました.
  • 大学院入試が行われました.

[2012年7月]

  • 博士課程のMa Jiangshan君,修士課程のHong Zihanさんの学位論文公聴会が開かれました.
  • 南米チリのサンチアゴで開催されたCASPT (Conference on Advanced Public Transport) において一件の成果発表を行いました.
  • M2のXiao君がMIT(シンガポールブランチ),M1の藤田君がImperial College London,M1の遠藤君がStrathclyde Universityに,それぞれ,短期留学します.その壮行会が開催されました.短い期間ですが頑張ってきて下さい.

[2012年6月]

  • 京都大学で開かれた第45回土木計画学研究発表会において,研究室として6件の研究発表を行いました.海外でも,Zurichで開催されたThe 6th International Conference on Pedestrian and Evacuation Dynamicsにおいて一件の発表を,また,Berlinで開催されたKuhmo Nectar Conference and Summer School 2012において一件の発表を行いました.詳細は成果発表のページでご覧いただけます.

[2012年4月]

  • 新学期が始まりました.研究室には新たに二人の新M1(Xie Chaoda君,遠藤壮一郎君)と,二人のB4(伊藤海優君,坂東徹君)が新たに加わりました.これから頑張りましょう.

[2012年3月]

  • 学部4年の伊藤愛実さんが卒業し,就職されました.おめでとうございます.さらなるご活躍をご期待申し上げます.

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    A New Research Paper on Travel Time Variability

    2015年4月21日

    旅行時間信頼性に関する研究論文が刊行されました.

    Volume 75, May 2015, Pages 96-112
    "On the cost of misperceived travel time variability" by Yu Xiao and Daisuke Fukuda
    Highlights
    •Probability misperception makes travelers choose suboptimal departure times.
    •We estimate the effects of misperception on the value of travel time variability.
    •The cost of misperception ranges from 1% to 8%.
    •Closed-form expressions are provided for calibrating value of travel time variability.
    Abstract
    Because individuals may misperceive travel time distributions, using the implied reduced form of the scheduling model might fall short of capturing all costs of travel time variability. We reformulate a general scheduling model employing rank-dependent utility theory and derive two special cases as econometric specifications to study these uncaptured costs. It is found that reduced-form expected cost functions still have a mean-variance form when misperception is considered, but the value of travel time variability is higher. We estimate these two models with stated-preference data and calculate the empirical cost of misperception. We find that: (i) travelers are mostly pessimistic and thus tend to choose departure times too early to achieve a minimum cost, (ii) scheduling preferences elicited using a stated-choice method can be relatively biased if probability weighting is not considered, and (iii) the extra cost of misperceiving the travel time distribution might be nontrivial when time is valued differently over the time of day and is substantial for some people.
    http://dx.doi.org/10.1016/j.tra.20時間信頼性 (Travel Time Variability)に関する研究論文が刊行されました.

    "On the cost of misperceived travel time variability"

    By Yu Xiao and Daisuke Fukuda

    (Transportation Research Part A: Policy and Practice, Volume 75, May 2015, Pages 96-112)

    Abstract: Because individuals may misperceive travel time distributions, using the implied reduced form of the scheduling model might fall short of capturing all costs of travel time variability. We reformulate a general scheduling model employing rank-dependent utility theory and derive two special cases as econometric specifications to study these uncaptured costs. It is found that reduced-form expected cost functions still have a mean-variance form when misperception is considered, but the value of travel time variability is higher. We estimate these two models with stated-preference data and calculate the empirical cost of misperception. We find that: (i) travelers are mostly pessimistic and thus tend to choose departure times too early to achieve a minimum cost, (ii) scheduling preferences elicited using a stated-choice method can be relatively biased if probability weighting is not considered, and (iii) the extra cost of misperceiving the travel time distribution might be nontrivial when time is valued differently over the time of day and is substantial for some people.

    URL: http://dx.doi.org/10.1016/j.tra.2015.03.014

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    2014年度研究室ゼミ合宿@富山・金沢

    2014年11月28日

    2014年9月21日~23日まで、研究室で富山・金沢でゼミ合宿を行いました。

    現地では、LRTや街づくり・町屋の保存などの交通・都市の現状の視察及び、集中講義形式での各自のゼミ発表を行いました。

    1日目(2014年9月21日:富山市内視察・ゼミ発表Part1)

    • 東京→富山(飛行機)
    • 富山駅→岩瀬浜駅(富山ライトレール)
    • 岩瀬浜(富山港)問屋街の視察
    • 市内商店街(市内レンタサイクルを利用)
    • ゼミ発表Part1(ミクロ経済分析)
    1. Presentation Material(Kikuchi)

    2日目(2014年9月22日:ゼミ発表Part2 and Part3)

    • ゼミ発表Part2(ミクロ経済分析)
    1. Presentation Material(Dantsuji)
    2. Presentation Material(Wang)
    3. Presentation Material(Bando)
    • ゼミ発表Part3(Pattern Recoginition and Machine Learning:後半は東京で、詳しくは2014年度後期研究室ゼミをご覧ください)
    1. Presentation Material(Ito)
    2. Presentation Material(Shinkai)
    3. Presentation Material(Mizuguchi)

    3日目(2014年9月23日:金沢市内見学)

    • 富山→金沢(JR)
    • 金沢市内町屋保存の見学
    • 金沢市内トランジットモールの見学
    • 金沢→小松(JR)
    • 小松→東京(飛行機)

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